【タイトル】  CROSS!〜物語は交差する〜 【作者】  水瀬愁 【管理】  小説家になろう[ウメ研究所] 【サブタイトル】  朝起きたときの話11(第84部分) 【ジャンル】  恋愛 【種別】  連載完結済[全127部分] 【本文文字数】  1008文字 【あらすじ】  舞台は現代風の孤島『風宮島』。主人公は季節を巡って愉快なヒロイン達との物語を築いていきます。一番の見所であるヒロインは、可愛さ溢れて10人以上!諸所に導入されているバトルロワイヤルも必見です。ほのぼので、ちょっぴりえっちなひと時を、味わってくださいね♪紡がれる、自分の心――届くことを、伝わることを願って――CROSS紡がれた、自分の心――届いた、伝わった、心――想い人との愛を育む力となることを願って――CROSS 注意 小説には著作権があります。この小説を無断で再配布・転載する事は著作権法で禁じられています。 (C)水瀬愁 ************************************************  朝起きたときの話  シーソー  硝子  アンティーク  ギッタンバッタン。 「……」 「……♪」  ギッタンバッタン。 「……」 「……♪」  ギッタンバッタンギッタンバッタンギッタンバッタンギッタンバッタ―― 「なんで俺がこんなことやんなきゃいけないんだよ!?」 「私との愛を育みたくないっていうの!?」  前回に引き続きヤンデレな美姫なんて、知ったこっちゃねぇや☆  シーソーからさっと身を下ろし、不満げに頬を膨らませる美姫に向く。 「もうちょいやり方を考えろ。こんな幼稚園児みたいなマネ、お前にはできてもクールでワイルドで優男な俺にはできない」 「じゃあ、何だったらいっしょにやってくれるの?」  思考。 「……ベッドでの行為、とか」 「まったく、アンタってほんとバカねぇ。それでも主人公?」  蔑まれた。  実にムカつく。  でも、でもだ。一定の速度による上下運動ならば、やっぱり子孫繁栄のための行為のほうが世界のため―― 「まったく、アンタってほんとバカねぇ。それでも主人公?」 「……」  美姫の凍える声が、さらに冷たくなった気がする。  しかしそれでも男の本能は揺るがない――ッ! 「全力投球?」  美姫に片腕をつかまれ、そのまま背負い投げな感じで投げ捨てられてしまう。  ふっ、甘いぞ美姫。俺は柔道系は得意なんだ。いつか女の子に固め技をかけるって夢があるんだ。だから柔道は黒帯並なんだ。俺はキュベレイすら固められるんだ。  パッと受身を取ろうと、行末に目を向けてみた。 「………………は?」  一直線に窓ガラスに飛んでるとかいう危険の回避は――不可能でッス。  マテ。マテ。アンティークな枠組みの窓ガラスとかどんな家だ。というかここは風宮島のどの辺なんだ。まだ地の文の描写をやってないとかどんな作者なん―― ちょ 何          もう終わり?        ってかほんと       マッタありで     ほんとマッテ        泣いちゃいそう             謝るから    エロはだめだよな    うん、自重する          これからは素股までに押さえる      ごめん、冗談 自重できるはずがないだろうが 嘘、嘘。ごめん              でもエロさがなくなるってことは俺が俺でなくなるってことで                  つうことで無理  いや、強制されても                               お前が発散してくれないから        妹に走るか……         こぉんの、デレデレ姉キャラが!!                        すんません。ほんとすんませ                     嬲られるのもいい 嘘、結構嘘。ロウソクはやめて   作者止めてくれぇぇぇぇぇえええ       あ、なんか良いかも☆   女王美姫さまバンザーイ         っつうことで         自重しきれませんでした  パリィンッ!←誰かがどこかのアンティークな窓硝子(ガラス)にぶち当たる音。