【タイトル】  CROSS!〜物語は交差する〜 【作者】  水瀬愁 【管理】  小説家になろう[ウメ研究所] 【サブタイトル】  朝起きたときの話25(第98部分) 【ジャンル】  恋愛 【種別】  連載完結済[全127部分] 【本文文字数】  757文字 【あらすじ】  舞台は現代風の孤島『風宮島』。主人公は季節を巡って愉快なヒロイン達との物語を築いていきます。一番の見所であるヒロインは、可愛さ溢れて10人以上!諸所に導入されているバトルロワイヤルも必見です。ほのぼので、ちょっぴりえっちなひと時を、味わってくださいね♪紡がれる、自分の心――届くことを、伝わることを願って――CROSS紡がれた、自分の心――届いた、伝わった、心――想い人との愛を育む力となることを願って――CROSS 注意 小説には著作権があります。この小説を無断で再配布・転載する事は著作権法で禁じられています。 (C)水瀬愁 ************************************************  朝起きたときの話  先輩  楽園  フリー 「御劉先輩」 「何かね、後輩その1で2ndの主人公な片瀬愁クンよ」 「……僕たち、どこに向かってるんですか?」 「良くぞ聞いてくれガンッ……たな」  ジャングル攻略の軍人のような格好をした御劉が、膝を立てられないほどに近い天井に頭をぶつけつつも言い切った。  大丈夫かなぁと心配に思った愁は、これ以上おかしくはならないだろうと思い直す。何気にひどい。 「目標まであとすこしだからな。それまでのお楽しみってことで……期待を膨らませておいて損はないぞ、後輩よ!」 「……さいですか」  不安が膨らみ始めることを感じつつ、愁はテンション低めにそう相槌を打った。  目を血走らせてグヘヘと笑っている御劉を見れば、テンションが下がってしまうのも仕方がないと思えることだろう。  それはさておき。 「……この辺りが女子更衣室だな」  天然ドジが炸裂しての漏らしだろうか。しかし御劉は自分が核心を曝してしまったことに気づいていない。  愁は踵を返すことを心に堅く誓い、方向転換しようとして力を込め―― 「小夜歌とかいう女性の裸体、見てみたいだろう?」  直進した。爆走した。  御劉と同じほどに血走った目は『さっさと見せろ、っつうか退(ど)け。小夜歌の裸を見て良いのは俺様だけなんだよッ!』と訴えている。  御劉はそれに両手をあげ『おいおいデイビット、落ち着けよ。ニコチンが足りてないのか?』とアイコンタクトを発し、懐から小型ドリルを持ち出した。  さまーすもーるすとーりー【SSS】3のネタの使いまわしであるため、デジャ・ヴを感じてくれた人も少なからずいてくれることだろう。え? 一人もそんなデジャ・ヴ感じてない? ……オレっち悲しいよ。 「フリートークもそれくらいにして……前進といこうか」  イエッサー。  この物語の続きは読者の皆さんが想像(創造)してください。